実家の売却に困ったら - バックナンバー
実家のマンション、売れますか?
配信時刻:2018-05-26 20:50:00
◯◯◯さん
こんにちは!
実家の空き家対策プランナー
細井久男(ほそいひさお)です。私の事務所がある、JR中央線吉祥寺駅周辺は、中古マンションが多く販売されています。一般個人の方が
住み替えのために売却したり、不動産業者が個人の方から買い取って、リノベーションマンションとして
販売したり、また投資家が資産の入れ替えに、投資用マンションをしていたり、様々な理由で、様々な立場の方が、中古マンションを販売しています。また沿線周辺では、常に新築マンションが販売されています。工事に入る前から完成時まで販売していますので、1物件あたり約2年かかって販売していることになります。こういったマンションの販売数は、吉祥寺周辺に限ったことではありません。首都圏に限らず、郊外の都市部でもこうしたマンションの販売状況は多く見かけます。要するに、マンションの販売数が多すぎるということです。ということは、どういうことか?これだけマンション供給過多の状況で、相続した空き家を売ろうと思っても、簡単には、売れない
ということです。もちろん、タイミングよく、買う人が現れることもありますが、日本の人口減少が加速していく中で、マンションの販売戸数だけが、増えていってしまっては、普通に考えて、売れ残りますよね。しばらく貸して、何年か後に売ろうと思っても、思うように売れない可能性がある。売れないだけならまだしも、老朽化したマンションなら、管理費・修繕積立金のアップも十分あり得る。一戸建てなら、自分の土地・建物ですから、どうにでもしようがありますが、マンションは共同住宅ですので、何かしようと思っても、自分の思い通りにはいかないことも多い。したがって、マンションの実家を「いずれ売る」いう考えは、「ずっと売れないで、
維持管理コストが
強制的にかかる」リスクがあるということです。そういった理由から、実家のマンションを相続し、住む予定がないのなら、「即売却」が私の考えです。相場より安くなっても、売れる時に売るべきです。マンションが実家のケースを3回にわたりお伝えしてきましたが、一戸建ての空き家と違い、老朽化したマンションの将来はどうなるかわかりません。「先祖代々のマンション」というのはありませんし、老朽化したマンションの建て替えもスムースにはいきません。なかなか売れず、大きなコストがかからないうちに、実家のマンションの売却は、スピーディに行った方がいいですね。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
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