実家の売却に困ったら - バックナンバー
実家を「相続」するか「放棄」するかの選択肢を考える。
配信時刻:2018-03-09 20:50:00
◯◯◯さん
こんにちは!
実家の空き家対策プランナー
細井久男(ほそいひさお)です。ネットのニュースで、
実家の相続に関わる、
気になる記事がありました。「田舎の実家 「相続」すべきか
「放棄」すべきかの見分け方」
(平成30年3月7日 週刊現代より)
→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54062記事では、相続と放棄の分かれ目は
以下の項目に該当すればするほど、
田舎の実家は「放棄」した方が良いと
紹介されています。1、相続する金融資産が
500万円に満たない
2、相続財産全体に占める
不動産の割合が2割以上
3、実家に帰るのに、時間・コストがかかる。
4、家屋の老朽化が進んでいる。
5、付近に観光地がない。
6、インターネットサイトで、
周囲の物件が売れていない。
7、自治体が寄付を受け付けてくれない。相続放棄については、こちらの記事もご覧ください。
◯「困る実家は相続しない」
→ http://jikka-akiya.com/?p=1183一概にこの項目の多さで、
実家を相続するか?放棄するか?を
見分けるのはできませんが、
上記1、2の項目は、注視したいですね。記事でも述べられていますが、
実家を相続してから、
維持管理にかかるコストは
結構な金額になります。金額や割合は状況によって違うものの、
ざっと考えられるものを挙げるだけでも、
・家の修繕費
・草木の手入れ
・固定資産税、都市計画税
・実家に戻る交通費
・解体費用といったコストが考えられます。
「そんなに維持管理にかかるなら、
相続してから売ればいいのでは?」
とも考えると思いますが、
その場合は
「田舎の実家がいくらで売れるのか?」
が問題になります。売れる金額が100万くらいでも、
たまにいって別荘感覚で利用するなら
相続する価値もありますが、
ただ維持するだけで
何も利用する考えがないのなら、
100万円で売っても赤字だし、
売るのにかかる経費も発生します。
それなら最初から「相続」しないで、
「放棄」した方が良いという
選択肢も出てくるでしょう。ただ、
「相続してもお金がかかるばかりだから」
ということだけで、
放棄を選択するのは早計です。相続に関わる専門家に相談の上、
自身のライフプランに合った
選択肢を検討されてみてください。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
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