新・鴨め～る - バックナンバー

ラジオを通じて感じた『親の深く大きな愛』

配信時刻：2014-09-01 07:00:00

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◯◯◯さん！こんにちは！
鴨頭嘉人です(*^o^*)


▼Voicyというラジオを使って、毎朝7時頃に10分間の音声を発信しています(*^o^*)

 

 

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珍しく…

愚痴を言います〜。

 

最近、

「テレビって
　つまらないな〜」

って思います。

 

特にワイドショー。

超〜つまんないです…。

 

ワイドショーに象徴される、
テレビ番組って…

ただただ、
刺激が強いことを
垂れ流すだけですよね。

 

もちろん、
大切な情報も中には
あります…。

ありますが…

どうしても、
引っかかるのが…
 

視聴者を
どんな気持ちに
させてあげたいか…

という
おもてなし・ホスピタリティの
観点が
抜け落ちてる点にあります。

 
本当に
理想や理念を持って
運営しているんだろうか？と

疑ってしまうような、
そんな番組ばかりだなぁ
って感じていました。

 
マスメディア全体の
クオリティが
下がっているんじゃないか？

そんな風にも
感じでました…。

珍しく
ネガティブでしょ！！

 

 

でも…最近、

気がついたんです！！

 

ラジオ番組には、
企画製作者の
心を感じる番組が…

あるんです！！

 

僕は普段、
車で移動することが多いので、
FMラジオを
よくつけています。

そのFMラジオを
聞いているときに、

実は、
ラジオっていうメディアは、
ちゃんと理想や理念を持って
作ってる人たちが
たくさんいるんじゃないか
ってことに
最近気づいたんです。

 

今、世の中の人たちが
求めているもの
って何でしょうか？

 

不幸な人がたくさんいるって
知りたいと
思っているんでしょうか。

 
いかに世の中が不況で…

今後未来が閉ざされている
という情報を
本当に欲しいんでしょうか？

ただ単に世界の情勢を
知りたいと
思っているんでしょうか？

もちろん、
事実を事実のまま伝えるという
メディアとしてのポリシーは
貫いてもいいと思うんです。

 

ただ、
本当はメディアには
もっと

理想や夢を　

実現する　　

強い力がある

と思います…！！

 

それを
教えてくれたのは

FM東京の
『クロノス』
という番組です。
※2008年4月1日から2019年3月29日まで放送

この番組は、
構成自体は、
特別に
他の番組と違うと思うような
番組ではありません。

視聴者からのメールや
FAXを読み、
リクエストの曲が流れ、

途中交通情報や
天気予報が流れる、

ラジオのワイドショー
みたいなものです。

 

ただ、
そのなんの変哲もない
番組構成に

心が宿っている

って感じたんです！！

どんなところに現れるか、
それは、
プログラムのテーマや
そこで話をしている
パーソナリティの言葉に
宿っていました。

 

例えば、
そのクロノスでは、

今日のメッセージテーマを
リスナーの人に投げかけ、
リスナーの人たちが
メールやFAXで
その情報を届けてくれる
という双方向の
やりとりがあります。

これは
多くのラジオ番組がやっている、
よくあるプログラムです。

 
でも、
そのテーマの投げかけ方が
素敵なんです。

 

例えば、
とある日に、
投げかけられたテーマは、

 

『「最近両親と
　会話しました！」
　というテーマで
　メッセージ
　お待ちしてます』

っていうものだったんです。

 

どんなエピソードが
送られてくるか、
分かりますよね。

 

そこでリスナーの人から
届いたメッセージで、

こんな内容のものが
ありました。

 

『先日、
　１５年振りに
　父に電話をしました。

　私は、
　福岡から東京に出てきて、
　結婚してからというもの、

　母とメールのやりとりを
　することはあっても、

　父の声を聞くことは
　ありませんでした。

 

　ちっちゃい頃は
　大好きだった
　お父さん。

 

　でも、
　思春期になり、
　何となく男性…

　いやお父さん
　という存在が
　疎ましくなり、

 

　学校を卒業してからは、
　ほとんど家で
　目を合わせても、

　「おはよう」

　という言葉以外は
　交わすことが
　なくなりました…。

 

　そして、
　東京に出てきて、
　仕事をし、

　結婚してからは、
　まるで会話も
　何のやりとりもなくなり、

　私の日常の中に

　【 お父さん 】

　という文字は
　消えてなくなっていました。

 

　そんなお父さんに
　先日久しぶりに
　電話をしたんです。

　なぜ電話をしたのか。
　そのキッカケは、
　忘れてしまいました。

 

　でも、

　【 一生忘れられない会話 】

　ができたんです。

 

 

　突然の電話に
　お父さんは

　
「どうした？
　　ゆみこ何かあったのか？」

　と、切迫した声で、
　電話口に出てくれました。

 

　「ううん。

　　久しぶりに
　　お父さんの声が

　　聞きたくなって。」

 

　私が何気なく言った
　瞬間・・・

　お父さんは
　電話口の向こうで

　絶句したんです…。

 

　一瞬、
　電波が途切れたのか
　と思って、

　
「お父さん聞こえる？」
 

　って尋ねました。

 

　そのうち、
　携帯電話の向こう側から…

　父の小さなすすり泣きが
　聞こえて来ました。

 

　そのとき初めて
　分かったんです。

 

　どれだけ
　離れていても、

　どれだけ
　愛されているかを。

 

　１５年何の連絡もしない。

　何の報告も、
　何の相談もしない
　私のことを…

　いや、
　お父さんの事を
　思い出しもしなかった
　私のような
　親不孝の娘のことを…

　父は１５年間…

　ずっと、
　気にかけてくれてたんだ
　ってことを…

　父の
　嗚咽を聞きながら…

　生まれて初めて
　感じることができました。

 

　今日、
　番組で両親と会話しました
　というテーマを
　聞いた瞬間。

　私は、
　言葉にできなかった
　父の想いを
　伝えようと思い…

　ペンを取らせて
　いただきました。』

 

 

これを聴いたとき僕は、

車の運転が
できないくらい
泣きました…。

 

 

今、この瞬間
どれだけの人が、

親の深く
大きな愛を

ラジオという電波を通じて
感じたのか

と思うと…
 

メディアの持つ意義

そして、
メディアができる
理想や世界を変えていく力が
いかに凄いかを
改めて感じました。

 

その後、
天気予報が流れ…

その天気予報の
パーソナリティが
各地の天気予報をお伝えした後、

こう締めくくっていました…。

 

『週の真ん中、水曜日。

　みなさんの
　お疲れの身体に
　ちょっと
　安らぎを届けたい。

　そう思い、
　天気予報をお伝えさせて
　いただきました。』

 

 

僕も、
メッセージを発信する
存在として、

理想や理念、
そして、
しっかりとした夢を持って
これからも発信し続けたい！！

 

ラジオに教えてもらった
大切なことです。

 

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございましたっ！

 

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◯◯◯さんへのお願い…

 

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発行者

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