カトケン通信 - バックナンバー

短期団信て知っていますか？（２）

配信時刻：2015-02-06 09:00:00

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◯◯◯◯◯◯様

嘉藤建築設計事務所の嘉藤です。

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短期団信の続きです。

旭化成ホームズは、戸建住宅「ヘーベルハウス」の着工から竣工までの工事期間中を対象にした、短期団体信用生命保険『ヘーベルハウス団信』を導入した。
期間中、契約者に高度障害や死亡などの事態が発生した場合に、生命保険によりローン借入予定金額の弁済を保障する。
子会社の旭化成モーゲージの住宅ローン商品を、１日以降契約したすべての利用者を対象に、同社が保険料を負担し無償で提供する。

＞こんな情報もあります。

■必要保障額はいくら？
つまり、仮に死亡保険金で工事代金などを支払うことができれば、住宅を完成させることができるということになります。
本来であれば、生命保険をかける時点で、このような事態を想定して十分な保障額を設定すべきなのです。
必要保障額の範囲を、生活費や教育費だけでなく、住居費を対象とした保険金を設定しておけば、万が一の事態にも困らないはずなのです。
ただ、すでに保険に入っていて、現在の想定保障額に住居費が入っていないという人も少なくないでしょう。
そのような場合、住居費を含めるように保険金を増額すればよいようにも思えますが、住宅購入が間近に迫っているなら、それは得策ではないかもしれません。
というのも、住宅を購入してしまえば、団信があるので、増額分はすぐに不要になるからです。
一時的な期間の保障のためだけに保険を増やしたり減らしたりというのは非効率だと考えます。
必要保障額が十分でない方は、短期団信という商品を検討されるとよいでしょう。

■短期団信は優れもの
短期団信という名前が一般名称として定着しつつあるようですが、会社によっては「ポケット団信」「スポット団信」などという名称を使っているようですし、無償で提供しているハウスメーカーもあるようです。
住宅完成前の死亡・高度障害に対応するこの商品の特徴は
（１）つなぎ融資と工事請負代金の未払い分が対象となっているので、万が一のことがあっても遺族が住宅を持つことができる
（２）保障期間が短いことから保険料が安い――というのが主なものです。
ここでのポイントは、建築中であっても遺族が家を持つことができて、その後のローン負担はないという点です。
つまり、前述の全額一括融資の場合と同じ状態にすることができるのです。
また、注文住宅だけでなくマンション等でも利用できるため、前述の建売住宅、分譲住宅、中古住宅等の購入であっても、契約解除をする必要がなく、遺族が家を持つことができるのです。
ちなみに、分割融資や団信付きつなぎ融資を利用する場合は、ローンに付いている団信が保障対象にしていない部分にだけ、保障を付けることによって保険料の二重払いを避けられます。
この商品は一般的には知られていませんが、コストも安いので、住宅購入を考えている方は、是非、ご検討いただきたいと考えます。

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