不安が強くてひとりで動けない
高学年の子は、
おうちで小さく選ぶ経験を
重ねることで、
“やってみる”を選び始めます。
「このまま不登校になったらどうしよう」
そんな不安を抱えているママに、
まず知ってほしい関わり方があります。
朝になると、
「できない」
「やっぱり無理」
「ひとりじゃ不安」
と止まってしまう。
励ましても動けない。
理由を聞いても答えられない。
休ませても、このままでいいのか不安。
そんな姿を見るたびに、
ママも
行かせた方がいいのかな。
休ませた方がいいのかな。
付き添った方がいいのかな。
見守った方がいいのかな。
と、答えのない迷いの中に
立ち止まってしまうことはありませんか?
不安が強い子に必要なのは、
もっと励ますことではありません。
まずはおうちで、
「選べた」
「言えた」
「受け止めてもらえた」
という小さな安心の経験を増やすこと。
その積み重ねが、
「できない」と止まる子の中に、
“やってみる”を選ぶ土台を育てていきます。
この小冊子では、
不安が強くてひとりで動けない子を
不登校にさせないために、
おうちでできる声かけと関わり方をお伝えします。
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「大丈夫だよ」が届かない時、
子どもの中で起きていること
「大丈夫だよ」
「行けばなんとかなるよ」
「少しだけ頑張ってみよう」
ママは励ましたくて、
安心させたくて、
そう声をかけますよね。
私もずっと、
そう声をかけていました。
けれど、不安が強くなっている子には、
その言葉が届きにくいことがあります。
なぜなら、子どもの頭の中では、
まだ起きていない不安が
先にどんどん
浮かんでいることがあるからです。
失敗したらどうしよう。
変に思われたらどうしよう。
不安が頭の中にいっぱいになると、
子どもの脳は
「危ないかもしれない」
と反応します。
お腹が痛い。
身体が固まる。
玄関から動けない。
そんな姿につながることがあります。
これは、甘えや、やる気の問題
として見るよりも、
不安が大きくなりすぎて
動き出せない状態として見た方が、
わが子に合う関わり方が
見つかりやすくなります。
この状態の子に必要なのは、
不安を消そうとする言葉ではありません。
まずは、
不安を言葉にできること。
小さく選べること。
選んだことを受け止めてもらえること。
その経験がおうちで増えていくと、
子どもの中に
「言っても大丈夫」
「選んでも大丈夫」
「少しならやってみられるかもしれない」
という安心の記憶が育っていきます。
不安で止まっていた娘が
“今日はここまで”を
自分で選び始めたストーリー
私の娘は、
5年生の1年間、不登校でした。
6年生になってからも、
最初から学校へ戻れたわけではありません。
1日1回、
校門へタッチしに行く程度。
それが、娘にとっての
精一杯の一歩でした。
私の中には、
このまま学校へ戻れないのではないか。
また不安で止まってしまうのではないか。
そんな不安がありました。
けれど、
そこから娘の
小さなチャレンジが始まりました。
門まで。
別室まで。
30分だけ。
4時間目だけ。
今日は行かずに家で整える。
本当に少しずつでした。
大切だったのは、
大人が決めたゴールに
向かわせることではありませんでした。
娘自身が、
「今日はここまで」
を自分で決めていたことです。
すると少しずつ、
娘の言葉が変わっていきました。
「これはまだ不安」
「ここまでならできそう」
「少しなら行ってみる」
「今日はやってみる」
そんな言葉が、
少しずつ出てくるようになりました。
そして娘は、
不安がゼロになったから
動けたのではありません。
不安があっても、
自分で考え、
自分で選び、
「今日はここまでならできそう」
を積み重ねたから、
また一歩を出せるようになっていきました。
この経験があるからこそ、
私は同じように悩むママに伝えたいのです。
不安が強くて
ひとりで動けない子に必要なのは、
無理に動かすことではありません。
おうちで、
「選べた」
「言えた」
「受け止めてもらえた」
という小さな
安心の経験を増やすこと。
その積み重ねが、
「できない」と止まる子が
“やってみる”を
選び始める土台になります。
行けたり行けなかったりする
今だからこそ、
今日の小さな選択が未来を変える
行き渋りや不登校になりかけている子が、
ある日突然、
「もう大丈夫!」
「ひとりで行ける!」
と変わることは、
ほとんどありません。
高学年で不安が強い子は、
「今日はここまで」
「次はここまで」
を積み重ねながら、
少しずつ
「少しならできるかも」
「ここまでなら大丈夫かも」
「やってみてもいいかも」
という感覚を育てています。
だからこそ、
行けたり行けなかったりする今、
大切なのは
無理に頑張らせることではなく、
“今日はここまでならできそう”
を、自分で決めながら進める経験を
おうちで積み重ねていくことです。
朝止まった日も。
外に出られなかった日も。
学校の話を避けた日も。
「今日は無理」と言った日も。
その日を
「またできなかった」で終わらせるのではなく、
「選べた」
「言えた」
「受け止めてもらえた」
という経験に変えていくことができます。
その小さな積み重ねが、
子どもの中に
「自分で決めても大丈夫」
「言葉にしても大丈夫」
「少しならやってみられるかもしれない」
という安心の記憶を育てていきます。
そしてその安心の記憶が、
次の一歩を選ぶ力につながっていきます。
不登校にさせないために大切なのは、
子どもを急いで動かすことではありません。
行けたり行けなかったりする今こそ、
おうちで
“やってみる”を選び始める土台を
育てていくことです。
高学年で不安が強い子は、
「今日はここまで」
を積み重ねながら
また挑戦し始めます
改めまして、
発達科学コミュニケーショントレーナー
春元まどかです。
私の娘も小学4年生のある日、
「行く」と言っていたのに、
朝になると強い不安から吐いてしまい、
学校へ行けなくなりました。
そこから、
「やっぱり行けない」
が続くようになりました。
私は当時、
励ましたり、背中を押したり、
「大丈夫」と声をかけ続けていました。
けれど、どんなに声をかけても、
娘は動けませんでした。
発達科学コミュニケーションに
出会って気づいたのは、
行動を変える前に、
まず関わり方を変える必要がある
ということでした。
関わり方を変えていくと、
娘は少しずつ、
「今日は門までなら行けそう」
「今日は別室までならできそう」
と、自分で考えながら、
小さな一歩を選ぶようになりました。
不安が消えたわけではありません。
それでも今は、
「行ってみる」
と自分で決めて、
玄関を出られるようになりました。
高学年で不安が強い子は、
「全部できる」を目指すより、
「今日はここまでならできそう」を
積み重ねることで、
またひとりで挑戦する力を育てていけます。
もし今、
「このままで大丈夫かな」
「この先どうしたらいいんだろう」
と不安を感じているなら、
まずはおうちで、
子どもが安心して選び、言葉にし、
小さな一歩を出せる
関わり方を知ることから始めてみませんか。
この小冊子では、
不安が強くてひとりで動けない高学年の子が、
“やってみる”を選び始めるための
おうちでの関わり方をお伝えしています。
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