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【実家のリフォーム】売るとき、どこまで責任持てますか?
配信時刻:2020-10-22 20:50:00
◯◯◯さん
こんばんは。
ふるさとの実家を宝に変えよう!
実家の空き家対策プロデューサー
細井久男(ほそいひさお)です。実家を売却する際の注意点として、不具合箇所にどこまで責任を持てるか?ということがあります。不動産に限らず、ものを売買するときは、その売買されるものに対して、売る側が責任を持ちますよね。服でも、食品でも、文房具でも、そうだと思いますが、不具合があると、売る側やつくった側の責任になり、修理や交換ということがあり得ます。家も同じで、リフォームしたけれど、仮に工事の仕上がりが悪かったり、リフォームしたことで不具合箇所が出てきたりして、家を買った人が通常の生活ができないと売る側の責任になります。高く売ろうとしてリフォームしたのに、不具合で修理費が発生したり、責任を追及されたりしては、リフォームにお金をかけた意味がありません。まして、昨日お伝えしたように、リフォームしたからといって、相場より高く売れるわけではないので、後々の責任を考えれば、リフォームするのが良いのかどうか?考えるところではないでしょうか?もっとも、個人の売却の場合は、売った後の家の不具合には責任は持ちません、という特約はできます。これは、築40年以上経ったような、古い家を売るときによく出てきますが、古い家はどこに不具合箇所があるかわからないし、老朽化で、いずれ不具合になりそうな箇所も多くあるためです。売るためにリフォームして、あとは知りませんよ、では、売る側の信用の問題でもありますから、そもそもそんな無責任なリフォームの家は選ばれないでしょう。それなら何もしないで売った方がまだ良いです。「古くて、不具合なところもありますから」という説明であれば、買う人も納得してもらいやすいですし、上記の特約で、売ったあとの責任回避も理解されるでしょう。要するに、後々責任が持てない中途半端なリフォームはしない方が良いということです。もし、リフォームして実家を売るなら、少しでも高く売ろうと、自分のことだけ考えるのではなく、買ってくれた人に、喜んでもらえ、満足して住んでもらえるように、買ってもらう人の立場になって、リフォームはして欲しいですね。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
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