実家の売却に困ったら - バックナンバー
実家の相場は、リフォームしても変わりません。
配信時刻:2020-10-21 20:50:00
◯◯◯さん
こんにちは!
実家の空き家対策プランナー
細井久男(ほそいひさお)です。突然ですが、◯◯◯さんは、実家のあるエリアの売買相場を知っていますか?不動産情報サイトを見たり、「〇〇町 一戸建て」など、ダイレクトに検索すると、何かしら実家近くの不動産情報が見つかると思います。見つからなければ、国土交通省発表の公示地価などを見てみると、土地価格の目安がわかります。◉国土交通省地価公示、都道府県地価調査※国土交通省HPより実家をリフォームすると高く売れるか?という質問に対して、昨日は、実家を売却するなら、リフォームしないで売却した方が良い、ということをお伝えしました。もっとはっきり言うと、「リフォームしても高くは売れません!」ということです。どのくらいの築年数の実家を、どの程度までリフォームするかにもよりますが、例えば、100万円かけて、壁紙を変えたり、外壁を塗り直したり、キッチンやトイレなど水回りを変えて、相場より200万円高く、売りたいと思っているとします。実家のあるエリアの相場が、1000万円だとしたら、200万アップというのは、相場より売却金額が20%アップしているということです。相場が500万なら、40%アップ相場が2000万なら、10 %アップとなります。相場が500万や1000万くらいの中で200万金額がアップするというのは、買う側からすれば、結構大きな割合ですよね。売買相場が低くなればなるほど、リフォームした分アップした金額の割合は大きくなります。このくらいの価格帯ですと、現金で購入される方も多いので、200万円もの現金を手元から余計に出すのは結構勇気がいることです。逆に2000万円くらいの相場で200万というのは、不動産取引の中では価格交渉の範囲内です。もちろん、決して小さな金額ではありませんが、不動産取引上はあり得る交渉範囲内です。リフォームして高くしたとしても、値引き交渉される可能性もあるので、リフォームにかけたお金が無駄になり可能性もあります。そもそも、買う側が望んでいるリフォームなのかも、わからないわけで、ひょっとしたら、売る側の思い込みのみで、買う側の立場を考えていないリフォームをしてしまう可能性もあります。それであれば、何もせずに、相場の金額で売却した方が、売る側も買う側も理解しやすいですよね。もちろん、価格以外にも、売却するには諸々検討することはありますが、価格の面からだけいうならば、なるべく相場で売却することを優先していくことが望ましいでしょう。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
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